子育て中のファミリーがいざ家を建てようと思った時には、何を優先するものなのでしょうか?小さなお子様がいれば、毎日入用なものも多いですし、生活利便性は非常に重要なポイントになるでしょう。また、近くでお子様を遊ばせることを考えると、周辺環境についても気になりますし、学校に入学する年齢が近ければ学区のことも気になってしまうものです。
しかし、毎日何らかの事件が起こる子育てに関するストレスを無くすためには、日々の生活をおくることになる家の間取り作りが非常に大切になります。特に、子育て中のファミリーであれば、「現時点での利便性」だけに注目するのではなく、すぐに大きくなるお子様の数年後の生活のことも考えて間取りを設計していかなければならないのです。
そこでこの記事では、子育て中のお母様が実際に住んでみて「不便だ…」と感じてしまう家のポイントと、それを解消するための間取りの工夫について考えてみたいと思います。子育て中の方で、今から家の購入をお考えであれば必見の内容だと思いますよ!
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子育てストレスを無くすための間取りの工夫あれこれ
それでは、子育てファミリーの方が、家の設計段階で考えておきたい間取りの工夫についてご紹介していきたいと思います。憧れのマイホーム購入ですし、「家の外観を美しくしたい!」「人気の住宅設備を整えたい!」など、さまざまな希望を持った方がいると思います。もちろん、可能な限り自分たちの希望をかなえられる家づくりを目指していけば良いと思うのですが、間取りの設計時には「子育て中に困らないかな?」と言った視点も持っておくのがオススメです。
ここでは、実際の子育てママが自宅に不満を感じてしまったポイントと、それを解消するための工夫についてご紹介していきます!
誰でも片付けやすいように適材適所の収納を
子育てファミリーによくある悩みは、せっかく新築の家に住み始めたのに、子供がすぐに散らかしてしまい、雑然と物があふれてしまい、いつも汚れて見えることにイライラしてしまう…ということです。家づくりの際に、憧れの間取り…などばかりにとらわれてしまい、収納のことが頭から抜け落ちてしまう…なんて方も多いのですが、その場合、「収納が足りなくて、常に物が散らかって見えてしまう…」「しまうスペースがないから、子供に新しいおもちゃを買ってあげられない…」なんてことに悩む方も多いようです。
子育てファミリーであれば、子供の成長に伴って物が増えていくことや、お子様がものを片付けやすいようにと言った視点で、適材適所に収納を設けておくのが大切です。
■子育てファミリーの収納に関する工夫
収納は、毎日子育てや家事で忙しいママの最重要事項と考えておきましょう。誰でも片付けやすい場所にたくさんの収納スペースを確保しておくことで、「部屋が常に散らかっている…」「子供が片付けてくれない…」と言ったストレスを無くしてくれるはずです。
例えば、リビングなどに小さな子供でも自分で出し入れしやすい収納場所を設けておくと、幼児期から「自分の物を自分で管理する」という習慣をつけることも可能です。何かと忙しい子育て中にこそ、誰でも片付けやすい収納スペースのことを考えておくことがとても大切です。最近では、2階にキッチンスペースを設けた3階建ての住宅が増えていますし、お買い物で大量の食品や飲料を持って上がるのが大変…という声が非常に多いです。特に、地小さなお子様を抱いている…なんて状況だと、階段がの上り下りも危険ですよね。こういった場合、玄関部分に大きな玄関収納を設けておけば、ひとまず玄関収納にしまい、必要な時に必要な分を取りに行くなんてことが可能です。また、ベビーカーや子供用自転車など、部屋に持ち込みたくないものも散らかすことなく片付けできるようになりますので一石二鳥です。
リビング周辺にお子様用のスペースがあれば安心!
生活利便性だけを考えた間取りを作ってしまうと、小さなお子様を遊ばせるスペースがない…ということに悩んでしまう方も多いです。子供は、成長するにつれて、どんどん活発になっていきますので、きちんと「子供を遊ばせるスペース」のことも考えておかなければ、ハイハイさせるスペースすらない…なんてことになりかねません。
毎日の家事をしながら子育てもしていくわけですので、自分の目に入る位置で遊ばせられるスペースのことは間取りの設計時から考えておきましょう。
■目線の届く広いリビングが安心
子供は、児童期になってもリビングにいることが多いですし、ママの目の届く範囲にお子様専用のスペースを作っておくのがオススメです。お子様専用の散らかしても構わないスペースがあれば、お子様の自主性に任せられますので、創造力なども伸ばすことができるでしょう。また、いちいち子供に向かって「片付けなさい!」と小言を言う親のストレスも減りますので、一石二鳥です。
最近では、リビングの一部に、一段高くした畳のスペースを作っておくなど、子供専用の遊び場を作ってあげるというご家庭が多いです。引き戸などで空間を仕切れるようにしておけば、多少散らかっていても、気軽に友人を招けますし、そこでしか散らかさないようになるため、全体の片づけが楽になります。
子供の成長に合わせられる子供部屋
子どもの自立心を養うためには、子供部屋は必要だと考えておきましょう。しかし、家を建てる時に何も考えていなければ、子供部屋として与えられる部屋が無い…なんてことになりかねません。また、家の購入時には、お子様が一人だったけど、住み始めてから二人目、三人目が生まれるなんてことも考えられますよね。
子供部屋が無いと、家の中のいたるところに子供の物が溢れてぐちゃぐちゃになる…なんてことも考えられますので、家づくりは10年、15年後のことも考えておく必要があります。
■子供の人数に合わせた部屋数があると安心
子供部屋は、子供の発達状態に合わせて、変化させることができると非常に便利です。例えば、小学生ぐらいであれば、兄弟、姉妹で一つの部屋を共用するでも構わないと思うのですが、思春期になると独立した自分お部屋が欲しくなるものです。したがって、後から壁を増やして子供部屋を分割できるようにしておくなどの工夫は非常にオススメです。
家事導線の良い間取り
子育て中は、なかなか集中して家事に取り組むことができない…という悩みを持つママが多いです。例えば、洗濯一つをとっても、干す場所・たたむ場所が別々だと、あちこち行き来しなくてはならず、時間ばかりかかってしまうことになります。その間にお子様が愚図れば、家事の手をとめなければならず、思うように家事が進まないことにイライラ…なんて方も多いでしょう。
子育てファミリーは、充実した設備と家事効率をUPさせる間取りのことも考えておくのがオススメです。
■ママ目線で家事導線を良くして
コロナ禍の現在では、広いキッチンを設けて、家族もお手伝いがしやすくなるような作業スペースを確保するご家庭が多いです。小さなお子様がいるご家庭であれば、対面キッチンにして、お子様を見守りながら料理できるようにするなんて設備も人気ですね。
さらに、三階建てが増えている現在では、洗濯の利便性を重視する方も多いです。例えば、洗濯スペースのすぐ横に干すスペースを設ける、バルコニーを広く取り、物を干しやすくするうえ、取り込んだ洗濯物を置いて置けるスペースも設けるなんて工夫が人気です。洗濯は毎日することになりますので、「干す、たたむ、しまう」という動作を、可能な限り近くで出来るような動線を考えておくと良いでしょう。
実家の近くが人気?
共働き世帯が増えてきた現在では、実家の近くに家を購入するという方が増えています。子育て中のママの中には、子育てや家事に追われてしまい、自分の歯医者や美容院に行く時間を確保できない…なんてことに悩む方も多いです。
こういった場合、近くに実家があれば、お子様を預けて自分の時間を確保することも可能です。特に、夫ではなく妻の実家の近くだと、何かと頼りやすいですし、妻の実家の近くがオススメです。
■程よい距離感なら何かと頼みやすい!
共働き世帯が多い現在では、お子様が生まれても、しばらくすれば「仕事に復帰する予定だ」というママが多いです。こういった時には、実家の近くに家を建てると、とても助かります。特に、同居ではなく、近居という点がポイントで、程よい距離感で子育てを手伝ってもらうことができ、子育てストレスに悩むことも少なくなります。
子育てと家事の両立は、本当に大変なことですし、何かと頼りになる実家が歩いて5分~車で30分以内の場所にあると「本当に助かった!」という声が多いです。特に、妻の実家近くを選ぶと、妻も頼りやすいですし、同居ではないので夫も板挟みになることはなく、メリット面が非常に大きいです。家の購入を検討した場合には、こういった事にも注目してエリアを選ぶのもオススメですよ!
まとめ
今回は、子育てファミリーがおさえておきたい家づくりのポイントについてご紹介してきました。小さなお子様がいるご家庭であれば、子育て中の家事負担や、子供が成長してきたときの生活利便性に注目しておく必要があると考えておきましょう。特に、家事に子育てに追われてしまうママは、本当にストレスが溜まってしまうものなのです。
ほとんどの方は、初めての家づくりになりますので、「どういったポイントに注目すれば良いの?」「自分の予算でどこまで出来るの?」と言った事に不安を感じてしまう場合も少なくありません。そこで、関西近辺で家の購入をお考えの方は、ぜひむとうの家にご相談ください。むとうの家では、経験豊富な一級建築士はもちろん、女性目線からの家づくりができる建築士もたくさんいますので、子育てファミリーに最適な家づくりのご提案が可能です。どのような質問でも構いませんので、まずはお問い合わせしてみてください!