新築一戸建ての物件見学!ところで「物件見学」って何を見れば良いの?

今回は、憧れのマイホーム購入を検討している方に向け、新築一戸建ての購入前に「そろそろ物件見学に行ってみよう!」となった場合、物件見学でチェックしなければいけないポイントをご紹介していきたい思います。

新築戸建て住宅の購入は、一生の中でも最も高額なお買い物になりますので、誰もが慎重にステップを踏んでいくことになります。そして、新築一戸建て購入の前には、ほとんどの方が物件見学を行うという流れになるのです。しかし、この物件見学については、きちんと事前準備をしておかなければ、現地に着いた際に困ってしまう事態が待っているかもしれません。

そこでこの記事では、新築一戸建て購入のために物件見学に行くとき、何を持って行って何をチェックすべきなのかを簡単にご紹介しておきます!

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物件見学に行くときの心構え

近年では、憧れのマイホーム探しも、インターネットを利用して検索する方が多くなっています。しかし、いくらネットで「これだ!」という物件を見つけて、現地でも気に入ったとしても、そのまますぐに購入に走るのはあまりオススメできません。家探しを始めたばかりの方に多いのは、オシャレにレイアウトされたモデルルームのような室内を見て、「これ以上気に入る物件はないだろう!」と思い込んでしまい、購入を即決してしまうというパターンです。

もちろん、自分が納得しているのであれば、それはそれで良いのかもしれませんが、何の比較対象もないまま、購入を即決してしまうと、後から後悔してしまうことが少なく無いのです。物件は、何件かを見学して、比較していくことで、家の相場感や物件ごとの良し悪しが見えてくるものですので、購入予定が特にないような物件でも、時間に余裕があるのであれば、いろいろな物件を見学するのがオススメです。

そして、気に入った物件がいくつかに絞り込めたら、時間帯をかえて再度物件見学をするのがオススメなのです。例えば、同じ物件でも、朝と夜では雰囲気がガラッと変わる場合がありますし、休日と平日で周辺の交通事情が変わってしまう…なんてことも多いです。したがって、最終的に購入するかどうかは、その物件をいろいろな角度から確認したうえで検討するというのがオススメです。

物件見学に行くときの準備について

それでは、実際に物件見学に行く際の事前準備についてご紹介していきましょう。まず第一のポイントとして、物件見学に行くときは、動きやすい服装で、脱ぎ履きが楽な靴で行くのがオススメです。物件見学では、高い場所にある棚の開閉や、床や壁の計測でかがんだりする必要がありますので、服装は意外に重要です。特に女性に関しては、スカートではなくパンツスタイルで見学に行くようにしましょう。なお、新築戸建ての物件見学では、販売会社がスリッパを用意していることがほとんどですが、ない場合もあります。基本的に素足で家に上がるのはマナー違反となるため、自分たちで用意しておくのがオススメです。

さらに、物件見学に行くときには、以下のようなアイテムを用意しておくと便利ですよ

  • 物件の図面(パンフレットなど)
  • 物件見学チェックリスト
  • 筆記用具
  • コンパス
  • デジカメ
  • メジャー

物件見学では、部屋の広さを確認するだけでなく。手持ちの家具が入るかどうかも確認する必要があります。したがって、物件の間取り図に寸法などを記載できるよう、筆記用具やメジャーなどを用意しておきましょう。物件見学時のチェックリストなどは、大手不動産ポータルサイトなどで無料ダウンロードできるようになっていますので、そういったものをプリントアウトして持っていくのがオススメです。自分たちだけのこだわりポイントがある場合は、事前に家族で話し合っておき、チェックすべきポイントをリストにして持っていきましょう。

物件見学での具体的なチェックポイントについて

物件見学では、図面や画像だけでは読み取ることができない、実際の日当たり加減や室内設備などを確認するために行うものです。したがって、実際に住んでみて、「本当に快適に暮らすことができるのか?」という視点で、以下のようなポイントを確認しておきましょう。

①水回りについて

まずは『水回り』についてです。水回りの使い勝手は、家事のしやすさや共同生活のしやすさに直結する重要ポイントになります。例えば、キッチンに備え付けられている設備と作業スペースなどをチェックしておけば、家族で一緒に料理を楽しむことができるのかや、調理中も人がすれ違うことができるのかなど、キッチン周りの利便性が分かります。

②階段について

分譲マンションであれば、基本的にワンフロアですが、一戸建ての場合は階段がある2階以上の家が多いですね。そして、階段がある家は、きちんと生活動線を考えておかなければ、住んでから体力や時間のロスに気付く…なんてパターンが考えられます。例えば、陸屋根を導入して、3階部分の屋上に洗濯物を干すスペースを確保しているのに、洗濯機置き場が1階にあるとどうでしょうか?この場合、洗濯物を干すために、1階から3階まで階段を上らなくてはならず、毎日の家事負担がかなり大きくなります。そして、老後の生活はもっと不安になってしまうでしょう。
また、階段の高さや幅、勾配などもしっかりと確認しておきましょう。小さなお子様やお年寄りがいるご家庭では、階段が急だと転倒事故の可能性が高くなります。

③窓について

戸建住宅では、採光や通風の役割を持つ『窓』が非常に重要です。戸建住宅であれば、四方に窓を設置できますが、どこに配置するのかによって部屋の明るさや通風が決まります。つまり、窓の位置が室内環境に大きな影響を与えるということですので、換気性能などの事も考えてしっかりと確認しておきましょう。なお、断熱性能や防音性能に関しては、窓ガラスやサッシによって大きく変わりますので、この辺りもチェックしておきましょう。

④所有範囲について

戸建を購入する場合、基本的に土地と建物両方の取引となります。したがって、購入する前に、「どこからどこまでが自分の所有範囲になるのか?」は、はっきりと確認しておかなければいけません。

⑤駐車場について

戸建住宅を購入する場合、駐車場の有無、何台駐車できるのかといった事を確認しなければいけません。現在、自動車を所有している人であれば、駐車場付きの物件を探すと思いますが、所有している車がきちんとおさまるのか、また駐車しやすいのかは確認しておくべきでしょう。その他にも、水はけが良いのか、何台駐車できるのかも確認しておきましょう。
現在は車を所有していない方は、将来的に購入する予定があれば、この辺りの事をチェックしておきましょう。

庭について

庭付きの建売住宅の場合、定番のデザインを採用した庭になっている事が多いです。定番のデザインであれば、その分コストがおさえられます。
こういった庭付きの物件の場合、庭に備え付けられているものが自分にとって必要かどうかをきちんと考えましょう。ウッドデッキや手すりなど、購入前は良く見えていたものの、住んでからしばらく時間が経つと、メンテナンスにかなりの費用がかかってしまい、導入を後悔してしまう…なんて方も少なくありません。

セキュリティ面について

戸建住宅は、セキュリティに関しても自分たちで検討しなければいけません。マンションであれば、共用の防犯カメラなどがあるのですが、戸建ては自分たちが必要と考える物を設置するといった感じになります。
住宅のセキュリティ対策は、「どこまで行うのか?」が非常に重要です。防犯カメラを設置して、防犯ガラスに防犯シャッターなど、さまざまなセキュリティ対策が考えられますよね。また、外構部分に関してもフェンスや植栽は家の見栄えだけでなく、外部からの目隠しの意味合いもあるのです。
物件見学では。不審者の足掛かりになる段差がないか、外部から死角になる位置に窓はないかなど、弱点部分を慎重にチェックし、必要なセキュリティ対策を検討しましょう。

関連記事:戸建住宅でも防犯カメラが当たり前?防犯カメラの重要性と設置場所について
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広さについて

部屋の広さは間取りで見ただけではダメです。実際に自分の目で見て確認することで、家族全員が集まったとしても、十分な広さを確保できているのかがイメージできるようになります。また、住んでみて意外に困ってしまう…ということが多いのは、収入の広さが足りない…というパターンです。収納は、「キャンプが趣味」など、ライフスタイルによって必要な広さが全く異なりますので、自分たちが必要とする収納が十分できるのかをチェックしましょう。

まとめ

今回は、新築戸建て住宅の購入をお考えの方に向けて、物件見学時にチェックしておきたいポイントをご紹介してきました。マイホームの購入は、多額のお金がかかってしまうものですので、誰もが失敗したくない…と考えることでしょう。

近年では、インターネット上でさまざまな物件を比較する事ができますが、家本来の雰囲気や日当たり、使い勝手などに関しては、実際の物件を自分の目で確認しなければ分からないものです。したがって、家の購入を成功に導くためには、いろいろな家の物件見学を行うことも大切だと考えておきましょう!